２０１０年５月２２日（土） ＰＭ０時～ＰＭ２時

日本文芸社発行の『荷風！』VOL24最新号より。前回の続き。
当時の大木戸・新宿御苑界隈を現在のご主人（三代目）は次のように振りかえっています。
………いまでこそ静かな御苑周辺だが、繁華街・興業街は四谷側だった。背後に花街や遊郭を控えた御苑北、新宿通りの大木戸の門前はもっとも賑わった場所であったのだ。「三ます」のご主人はしんみりと言う。
「戦前まではうちの目の前に都電の大木戸停留所っていうのがあった。戦後になって地下鉄丸ノ内線を通す時、大木戸の近くに『新宿御苑前』の駅を作るはずだったんだって。それがこの辺の商店主に反対者がいたせいで、一丁目のほうにだいぶ寄っちゃった。都電が廃止になってから、この辺は駅と駅の中間地点になってしまったね。」
誰のせいだか今となっては分からないが、なんとも罪作りな話である。「三ます」の前に駅出口があったなら、花見でも紅葉でも、誰も迷うことなく大木戸門へ進めたはずだ………。

今回頂いたものを紹介いたします。お通しは板わさ。摘みは、小肌の木の葉巻き、鯖、穴子、ほっき貝のひもの炙り等。握り、巻物は、げそ、づけ、平貝、炙り大とろ、平目、ねぎとろ巻き、山葵干瓢巻き。同席した成長盛りの営業マンは追加で梅にぎりを一人前。さらにメバルの煮付けも頂きました。お椀は浅利の味噌汁。デザートはスイカ。お酒は、瓶ビール、梅酒ロック。（3人　16800）

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鮨 「三ます」日記 http://blogs.yahoo.co.jp/diana_diana1958


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「鮨　三ます」　データ
(有)成田屋　「鮨　三ます」
明治４３年（１９１０年）創業（創業１００年）
新宿区四谷４－２８（四谷区民センター前）
地下鉄丸の内線　新宿御苑前駅下車　新宿通りを四谷方面に向かい徒歩５分くらい
０３－３３４１－２０６０
０３－３３４１－１５１９
定休日　毎日曜日（土曜日休みもあり）
※上記定休日以外にも緊急で休む場合がありますので必ず営業しているか否かを確認のうえご来店お願いいたします。